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海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶

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2007-09-04 (Tue)

「本日のリンク元」(リファラログ)から

6/11 の日記で、 単語の親密度がどうちゃら、 英単語の場合が知りたいとかなんとかいう願望をただメモっておいたのですが、 リファラログをみると「英単語」「親密度」などの単語を検索してその記事に辿りついた末に読んでしまった、気の毒な(笑)人がいる模様。

読んでしまった人には、内容がなくて気の毒なのですが、 私の方は、なんか面白そうな本を見つけてしまった。

も、文字編?まあいいや。

なんつーか、

  • 実際に読んでいる本
  • ツンである本(「デレである」本などない)
  • 積ん読きたい(つんどきたい)本

という具合に、どんどん階層が深くなっているのが気になる(←うそ。たいして気にしていない)。

ま、とにかく、何かふと気になったことを、ここに書き留めておくことは、 僕にとって有利なんじゃないかと思った次第。

要約:tDiary すてき!


2007-09-07 (Fri)

書籍版「今日の早川さん」げっと!

会社に立ち寄る前に書店へ行きまして*1、 本日発売であるはずの「今日の早川さん」を探す。

ううむ。わからん。どこだ。

ここで、真の本読みであれば、近所の書店の棚の内容に増減があればタチドコロに 特定するであろうところ("HUNTER × HUNTER"*2の 「円」を彷彿してください)でしょうが、僕にはさっぱりわからん。 (ちょっと落ち込んできた……。)

早川文庫の棚をみるも、ないし。ってか、文庫ばっかりのこの棚にはいるのか?

まんがのコーナー?

もしや、コンピュータ書籍のコーナー*3にあるとか?

しかたがないので、店員さんに話しかけました。

「あの、あるかどうかお聞きしたい本があるのですが。」

「あ、わかりました。パソコンで調べるので、こちらへお願いします。」

「書名は、『今日の早川さん』です。 今日*4 …の、そう、早川書店書房の早川。さんはひらがな。」

そうすると、ぱっと画面に書影とデータが表示される。

「あ、これですか。えーと、10 冊……。」

とかいって、店員さんが取りにいく店員さん。

僕はそのまま画面をみていたので、 どこから取ってきたのか確認できなかった。平積されてたのかな。

どうも、10 冊だけ入荷したみたい。品薄気味らしく「ご注文いただいても、 取り寄せ困難かもしれません」とかいう感じのメッセージが。

おお、会社の帰りとかいわずに、会社いく前に買って正解だったぜー!

ふふふ。

うお、ボバフェットがいなくなってる!

わー、わー!(←よろこんでいる)

というわけで、redMine に登録してあった問題は、一個進捗しました。

*1 へ?なんか変?

*2 連載再開するとか(笑

*3 うちの会社の最寄りの書店なせいか、ここだけ不自然に充実している。大書店とは比べられないけど。

*4 「今週の」っていってしまわなくてよかったよ


2007-09-11 (Tue)

岡本太郎美術館にいってみたくなった。

Taro さんのレビュー を読んで、岡本太郎美術館にいってみたくなった。 なんか結構近くにあるみたいだし。


2007-09-12 (Wed)

[Web] 今日の早川さん

早川さんに勧められたので『イリーガル・エイリアン』を読んでみようかなとか思っている、 痛い読者のわたくしです。ごきげんよう。

ところで、http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20070911#c1189517268

っていうか、姓が岩波さんでなくなっちゃうのかと最近気づいて青ざめました。

うわー!いま気づいた!!ぐえぇ。

追記

「帆掛さんが磯野家に嫁ぐのは、もう少し先の話である」というフレーズが突如浮かんだ!

[][Web] 陰謀論関連二件

メモ:

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1189579585

ちょっと上のメモの内容とはかけはなれてしまいますが、 自分は陰謀論などとは全く無縁だと思っている人がいるとしたら、ちょっとすごいか、 ちょっと甘いかじゃないかなーと思います。

僕は、無意識のうちに他者の悪意を仮定してしまうという罠から逃れるのは、 ものすごく難しいと実感してます。

それは、結構しんどいので、

無能で説明がつく事象に悪意を仮定するな。

という、ちょっと意地悪な格言(出展わすれた)を慰めにしてみたり。

念のために補足すると、「相手を無能よばわりするくらいなら、 もっと真面目に考えてみようか」と思い直すのが期待される路線です。

追記

非公開日記の方を検索して、出展(ぼくがその時どこで見かけたか)を掘り出しておいた: http://blogpal.seesaa.net/article/38453267.html

ハンロンの剃刀

「無能で説明できる現象に悪意を見出すな」

だそうです。


2007-09-13 (Thu)

ねむいぜ

最近ちょっと疲れ気味なので、昨日はちょっと早く帰って、早く寝た。 帰りに Pastel のプリンをおみやげに買ってかえったよ。

んでも、今朝は5時に一旦起きるはめになってみたり。 起きてなにをしていたかというと、次男(一歳)をだっこしてお歌をうたってあげて……。

いや、たまーにママ業の一部を負担してみると、その大変さを知ることができます。 恐れ入ります*1

*1 なんか言葉遣いまちがっている気がする。

[Web] マシン語がどーとか

僕もちょっと釣られておこう。

僕は、僕自身がマシン語を知っているということに価値があると思っている(思い込んでいる)。 なので、マシン語を知っている方が良い面もあるよねー、ということには賛成できる。

というか、自分自身が、BASIC → Z80 機械語(ハンドアセンブル)→ X-BASIC (SHARP) → C → 68000 機械語(アセンブラあり)→ C → C++ → Perl/Ruby etc. という経路で いろいろ学んできたことを「良かった」と思っている。

だけど、それはコンピュータに出会った時期に大きく依存しているようにも思う。 マシン語なんかに触る機会もなく育つ「子供たち」が、自分達の世代よりも劣った経験しか しないとは、信じられないし、決めつけられないと思う。

マシン語とは別の道具で、同様の概念を獲得するかもしれない。 もしかしたら、(想像はつかないけど)質的に異なった方法で、計算機システムというものを まるっと理解してしまうのかもしれない。

だから、「すべてのコンピュータ者(こんぴゅーた・もの)はマシン語を学ぶべき である」といわれると、ちょっとそこまで断言するのは待とうよと言いたくなるのだ。

まー、反論するほどでもないかと思ったんだけど。

ただ、鵜飼さんのところで、 Shiro さんのコメントについて書いてしまったので、 ちょっと補足したい。ja.reddit のところにはちょっとしか書かれていなかったけど、 Wiliki にはもう少し詳しく書かれている。

http://practical-scheme.net/wiliki/wiliki.cgi?Shiro の、(2007/09/12 20:22:11 PDT 子どもは何にも知らないの) より:

第1章は論理回路。第2章で論理演算と状態機械。第3章でプログラミング言語。第4章でチューリングマシン。第5章でアルゴリズム。以降、暗号や並列計算、機械学習などを扱う。これを読んだからってプログラムがかけるようにはならないし紹介された個々の概念を理解したことにはならないけれど、少なくとも現代のコンピュータがどういう概念の積み重ねで出来ているかという構造がわかるようになっている。

それらがデジタル回路の抽象化の壁を越えてくる確率と「高級言語」で書かれたプログラムのSEGVに出会う確率にはあまりに大きな差がある。

うーん。ちょっと表面的な反論になってしまうけど、SEGV にであったときの対処に、 論理回路の知識は必要ないと思うなぁ。マシン語も、具体的なマシン語ではなくて、 プロセッサとメモリの概念的なモデルがあればいいような気がする。 それを学ぶ具体的方法として、マシン語をつかって書いてみるのが優れているというのには 同意するけど、なんで論理回路まで遡って、かつ、そこで停止するのかがわからん。

論理回路は強固に抽象化されており、そのインプリ方法がかわっても、 論理回路に関する理解モデルはおびやかされないと書かれているようだけど、それが、 そこで止まる理由ではないと思う。

マシン語で表現される計算のモデルが実際にどのようにインプリされるかについて、 論理回路以外のうまい代案をおもいつかないので、説得力がなくなっちゃうんだけど、 その抽象化レベルで数学的にあつかうとか、神様だか小人さんだかが仕様通りに実行してくれると してそれより下に立ち入らないでおいたからといって、不都合はない筈だし。

少なくとも、論理回路とその下と比べて、マシン語とその下に「抽象化の壁の厚さ」に違いが あるとは思えない。

ただ、学びやすさの壁の厚さに違いがあるだけだったりしませんか?

電気力学や量子力学まで遡るのは大変だけど、マシン語からちょっと深入りするくらいなら、 わりと簡単で、そのわりに得るものがおおきいよと。

それだったら、すんなりわかるんだけど。ちがうのかなー。

追記

あー、自分で読み返していて気づいた。書いてみた甲斐があったよ(と思いたい)。

少なくとも、論理回路とその下と比べて、マシン語とその下に「抽象化の壁の厚さ」に違いが あるとは思えない。

あるなぁ。あるかもなぁ。

インプリが論理回路であることを知らなければ、どうしてそこいらへん(どこ?)の 命令セットに落ち着いたのか、とか、えー、例えばなんで二進数が基本になっているのか、とか、 命令によって実行コストに違いがあるのかとかに関して合点がいかないかも。

追記2

現在実在する OS はまだしょぼいので、本来なら OS 設計者だけが知っておけばいいような事を プログラマも知っていたほうがよい、みたいな話がひとつ。

これは抽象化のやぶれというより、インプリ上のバグなんじゃないかと思うんだけど、 これを「やぶれ」に含めることにしても、まあいいです。

ただ、「抽象化のやぶれ」をこの意味だけに限定すると、事実上 ISA 違反なんて起こさない 現在のシステムを使うかぎり、ISA より下におりていく必要はなくなってしまいます。

で、僕は、おりていく価値はあると思った(万人に必要とは思わない)のが、いっこ前の追記。

なんで基本操作がそんなもんなのか、とか、実行コストの違いとかのモデルを脳内に構築 するためには、より下を知る必要があって、プログラマにとってそーゆーのを知っていた方が有利と。

うーん。元がネタっぽいだけに、まじれすしてもあれですねぇ。 もともと無いところに論点を無理矢理見つけ出して論じているみたいなとろー感が。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

# よこ [ふぉぉ。お歌...聞いてみたい...眠いです。]

# みずしま [どうも。挨拶に関しては自分も迷うことがあったんですが、 初見のブログにコメントすることが増えて面倒になったので、 最..]

# うんの [そうですね。ちゃんと反論するのは問題はないと思います。 ただ、「それをいうなら、OS はハードを抽象化しているので..]


2007-09-14 (Fri)

[] スティーヴン・キング初挑戦

そんなわけで、 本当に「イリーガル・エイリアン」を買いにいこうと思って、 昼休みに会社のもよりの書店へいってみる……が、ない。

それでは、スティーヴン・キングを読んでみようと思い直すことにした。 なぜなら、それしか思い浮かばなかったからだ。

自慢じゃないが、いままでスティーヴン・キングを読んだことはなく (読んでみたいと思ったことならあった。これとかの影響で。)、 この本屋のどのへんにありそうなのかもわからないぞ。

それでも、新潮文庫の棚に「キング」の一角を発見。 この一角にあるうち、上、中、下とかにわかれていなかったのは、「ゴールデンボーイ」と 「トム・ゴードンに恋した少女」の二冊。

……んー、じゃあ、薄い方(笑)。

というわけで、「トム・ゴードンに恋した少女」をゲットだ。 事前知識まったくなし。

こわいんかなー。夜中におしっこ行けなくなったりするんかなー。

追記:

おお、星五つだ

追記2:

おお、書籍版と Web 版では、帆掛さんのおすすめが違う?!

それは、両方嫁という、策士帆掛さんの仕掛けた罠か?

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

Before...

# うんの [よこさんも腐女子なら買っておくべきですよ、「今日の早川さん」]

# うんの [ミード何某については、スルー。 ググったりもしない。]

# うんの [「腐女子(ふじょし)とは、男性同士の恋愛を扱った小説や漫画を好む趣味を持った女性を指す (Wikipedia)」んで..]


2007-09-18 (Tue)

[]ぐぅう、つらい:「トム・ゴードンに恋した少女」

上の子が一歳の頃だったはず。 自由に歩けるようになって、すぐ母の手を振り払って歩いていこうとする年頃。 その日も妻は注意していたに違いないのだが、スーパーのレジで小銭を出すのに 少し手間取っているうちに見えなくなってしまった。

必死に店内を探し回るも、みつからない。 周囲の客は、息子の居場所を教えてくれるどころか、 店内を小走りで探しまわる妻とぶつかりそうになるのを鬱陶しく感じているようにすら思われる。

いったり来たり走り回っていたら、店の出入口のあたりで、 また少し年配の女性とぶつかりそうになって、こう言われたそうだ。

「あなた、小さい男の子探しているの? さっきあっちに歩いていったわよ。」

と、なんと店の外を指さすという。小さい子(よちよち歩きといってもいい)が 一人で歩いているのを見たんなら、ひきとめてくれればいいのに!! *1

そう思いつつも、指さされた方向に走ってしばらく行くと、 たしかに、わが子が歩いていたらしい。

帰り道を教えたことなんかないのに、家のある方角へ。 ちゃんと歩道をあるいていたらしい。 買ってあげたおかしをひとつ持って。とぼとぼと。

後ろから呼びとめる。振り返って、母親の姿をみて、そこでようやく、 火がついたように泣きだしたんだそうだ。

最初から大泣きしてくれれば、まだ見つけやすかったのに。

間違っても、幼児がひとりで歩いて帰ることのできる距離じゃない。 途中なんども交差点があるし、歩道をあるいていたのも、そうすべきと知ってか知らずか。

いったいどんな気持ちで、この子はあるいていたんだろうか。

発見するのが、もっと遅くなってしまっていたら……。

この話を聞いたときの、締めつけられるような気持ちが甦ってしまって、 こないだ買ったスティーヴン・キングを読み進めるのが、かなりしんどい。

週末は読まなかった(会社においたまま)ので、まだ最初の方なんですが。

*1 当然ですが、このとき、この情報をもたらしてくれた女性には感謝しています。

ああ、そういや、そうだった。

今日の早川さんでは、岩波さんは純文学読みということになってますが、 岩波の守備範囲は広いですよ(ご承知の通り)。

http://madscientist.jp/~ikegami/diary/20070915.html#p01

そういや、そうでした。

「動いている物体の電気力学」を読みたいと思ったら、 文庫になってましたというのだから、 びっくりします。すごいぞ、岩波!

もちろん買って、読んで、「あー、電磁気ぃ。一応単位はとったよーなー」となったのは内緒である *1。 あ、電磁気学が苦手な人にも十分読めます。まちがっても、「相間本」にとっ捕まってはいけません。

*1 大学の教養課程で「電磁気」を履修するよりも前に読むのがいいかも。わしのように、勉強しなおしたい科目をたくさん抱えたおっさんになるのはお薦めできない。


2007-09-19 (Wed)

[Card] デジャビュ…っていうか

そういえば、とりあえず思いつきで書いたまま放ってあるオートマトンがあったなぁ。 あれで良いわけがないなぁ、などと思っていた。つい最近 (っていうか、今朝会社へくる途中で) も思い出すことがあって、ああ、あれはなんとかしたいと思っていたんですが……。

そこに、一発のリファラログ。

ぐおぉ、あれがトップにくる なんて、恥ずかし過ぎるぞ。

りり、リベンジしなくちゃ。

とりあえず、おべんきょカードにしててみよう(←それがやりたかっただけかい!)。

キログラム原器が軽くなった?

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200709130016.html (ja.reddit 経由)

そのうち原因は突き止められるんだろうか。

  • 人為的ミス:だれかがどっかにぶつけて、でも黙っていた。
  • 超常現象:一部がサイババの手のひらに移動した。
  • 宇宙人の仕業:だれかが SF のネタにする。

複製の方に指紋がついていると考えるのがふつーなんでしょうか。

イギリス人が、また、つっこみづらいボケをかました、とか。

[Web] メモ:映画「魔笛」は DVD でゲットすべし。

http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~konami/diary/?date=20070908#p01

ああ、すっかり忘れていた。 夏休みのちょっと前に、 「『魔笛』が映画化されているらしいから、観に行ってきたら?」と妻にいわれたんだった。 結局は、 「トランスフォーマー」を観に行って それっきりだったんですが。

そうか、出来がいいですかー。DVD 化されたら、妻といっしょにお家で見よう。

なんで映画を観に行かなかったかというと、 「トランスフォーマー」の方がお気楽でおもしろそうだったからというのと、 じゃあ一人で観に行くといったら妻が少しさみしそうなリアクションをしたから。 赤ん坊連れでは映画館にいけないしね。

なにを隠そう、オペラ「魔笛」の DVD は買って持っているんですが (そのくせ、誰の演奏なのかとか、ちっとも把握していない)、 どうしても途中で寝てしまうんですが。 やっぱパパゲーノは鳥さんの格好してくれなくちゃ、つまんないや、みたいな。

なんと、当時まったくオペラなんか知らなかったのに、新婚旅行でウィーンにいったついでに なんとなく国立歌劇場に観に行ったのが、たまたま「魔笛」で、 そのときのパパゲーノはちゃんと鳥さんだったし、演奏も素敵だったように思うのですが、 移動でくたびれていたのと、立ち見でしんどかったのとで、やっぱり寝た(笑)。 もったいねー!!。

たのしい映画になっていれば、寝ずに観られるんじゃないかと期待。 目標が「寝ない」とは、なんとも志が低くて申し訳ないのですが。


2007-09-21 (Fri)

閾値を越えてしまいそうだっ!

繰り返すこのログ (2007-09-20) 経由で、 「日本人はリズム音痴」って誰が言ってんだ?この若手の才能にはホント驚いたよ (2)

ぐあぁ、Perfume の CD に手を出してしまいそうだー。 こないだニコニコで、せまーいスペースで踊りまくるのを見てしまって、 やう゛ぁかったんですが。ぐー。

リズムといえば、大学生のころ、朝よくみてたポンキッキーズ(だったかな、 アムロ+ランラン時代)のオープニング聞いて思いましたけど。 いきなり裏から入ってんじゃん。いまどきのお子様は、幼児でもふつーにこれを歌うんだなー、 なんて。

はっ。もしかして、あの頃のお子様なんだろうか。

[] アイヌ神謡集

また、イネムリネズミ日記より、 失われゆく言語

すっかり「アイヌ神謡集」を読みたくなってしまった。 岩波文庫をそろえている書店は、いま住んでいるところの近くには……あ、あっこはどうだろう (できればリアル書店で買いたい派)。赤の 80 と覚えておくと探しやすいのかな。

むかし、高校の国語の先生が、岩波文庫を揃えているかどうかで書店のレベルがわかるとか いってた。買い取りだからとかなんとか。まぁ、くだらん判定方法だとは思うけど、 揃えている書店が貴重だというのは事実だ。

金田一京助氏が一枚噛んでいるというのが興味深いと思って読んでいたら、 享年19歳って……。悲しい序文のあとのこれは、ちょっと効いた。

ああ、なんでも良いから何か言えと。

つい、高校時代の国語の先生のことを思い出してしまった。 「高校時代の国語の先生」では長いので、ノガミ(仮) *1 としておこう。

ノガミの教授方針というのは、「国語の成績なんていうのはなー、 これまでの読書量で決まるんや。いままで本読んでこんかった、おまえらみたいなアホは、 いまさら何やっても無駄や、ちれー」というもので、 僕なんかはさっぱり相手にされていなくて、ひたすら国語で悪い点数をとるのが、 むしろ快感、みたいな。

そのくせ、国語の授業中は、よくあてられた。

たしか、古文の授業中。

ノガミ:「『卯』は、何色のことか。ほら、海野」

海野:(えー、ねー、うし、とら、うー、兎やろ、)「しろ!」

ノガミ:「おー、あたりー。よーわかったなぁ。今日は雪降るんちゃうか。」

海野:(じゃあ、なんであてんねん。)

別の授業で、

ノガミ:「『形而上』の反対はなんだ、海野」

海野:「えー。」(「気分は形而上」という漫画をヤンジャンで連載していたことくらいしか連想できない)

ノガミ:「見ればわかるぞ。」

海野:「ええ?『形而上』とか見ても、何も思い浮かばないんですが。」

ノガミ:「『形而下』じゃ。あほやのー。」

くそー、あのオヤジ、いつかイワしたる!

まあ、本気で恨んでいたわけではないのですが、卒業式の日に話す機会があったので、 聞いてみた。どうせ答えられないと思っているくせに、なにゆえしょっちゅう指名するのか。

いわく、「ああ、すまん、すまん。お前にあてといたら、わからんなりにでも、何か言うからな。」

当然「何やそれ」と思ったわけだが、今ならちょっとわかるような気がする。 無言と接する苦痛というやつ。

っていうか、岩波さんとキャラかぶってないか?

*1 イントネーションに注意。敢えていうならソファミではなくドレドである。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# よこ [ただの五連符じゃないの?っと思ってしまったので、是非買って、どんなのか教えてください!]

# よこ [> お前にあてといたら、わからんなりにでも、何か言う ああ、わかりますわかります。海野くんですしね。]

# うんの [> ただの五連符じゃないの?っと思ってしまったので ぐあぁ、紹介テキストを読んで音楽をわかったつもりになるとわ!な..]


2007-09-25 (Tue)

[Web] がんばれ、早川さん!

http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20070924#p1

泣けます(笑)。 やけになって悪酔するでなく、シラフで帰る早川さんが素敵だ!

個人の趣味を無理に共有しようとしないという戦略もあるし、 本当に共有できる相手を探すんだという線にも可能性がないわけではないのかもしれない…… こともないかな。知らんけど。


2007-09-26 (Wed)

[Web] たしかに、こどもはたまにそういうことを言うよ

http://onisci.com/757.html

単行本「ジョン平とぼくと」は、著者名が 「大西科学」になっているのだが、「科学」とは、大西さんのご長男の仮のハンドルではなかったのか。 そう思いつつつっこむ機会に恵まれなかったので、ここに書いて気を済ませておくことにしよう。

ところで、たしか、あとがきに書いてあったと思うのですが、ジョン平のモデルは、大西さんの 3人のお子さんなのだそうだ。そう思いながら、大西さんの作品を読んでいて、ジョン平の 言動の向こうにお子さんの姿がちらりと想像されるのが、結構好き。 ああ、大西さんは、「子育て」を楽しんでおられるんだろーなー、なんて。 でもって、こういうことを言うと、奥さんには「お父さんは、子育てを『楽しむ』余裕があって、 結構なことですね!!」と思われたりするんだよ、きっと。あ、いや、知らないけど。

で、今回のジョン平ですが、たしかに幼児はこういう不意打ちを食らわせてくれるよなぁ。

小手先で遊んであげているような感覚でいたら、ガラ空きだった懐にずばーっと切り込まれて、 びっくりするというような。

あー、びっくりした。知らない間に大きくなるんだなぁ、とか、うれしかったりもするんですが。

追記

うおっ。三冊めがでるのは、いましった。

# ぼーっとしてても、そのうち Amazon がおしらせしてくれそうな気もするが。


2007-09-27 (Thu)

血液型占いの記事を読むのは嫌いじゃない(嫌いじゃなかった)

えー、僕がわりと子供のころから血液型占いの類は知られていたので、 一度も信じそうになったことがないかと言われると断言できないようにも思うけれど、 まあ、基本的には信じていなかったと思う。なにしろ、「あなたは絶対BかOだ。A型である 筈が無い」とか言われなきゃならん理由がわからん。

ともかく、あれを科学的な何かとして「信頼」したりはしないんですが、 雑誌とかパラパラ流し読みしているときに、血液型占いのコーナーがあれば、 わりと読んでしまうなぁ(いまは、そういう雑誌に触る機会がないので、 正しくは「読んでしまっていたなあ」なんですが)。

で、「あんなものを読むなんて!なんて非科学的!あほじゃないか!」と言われても、 ピンとこない。信じてないけど、読んじゃいけないとも思わない。

じゃあ、信じていないくせになぜ読むのか、自分なりに分析してみたことがある。 ありふれた認識だとはおもうけど、最近の偽科学批判の文脈ではあんまり語られることが ないみたいなので(ま、当然か)、書いてみる気になっちゃってみた。

僕の自己分析結果:人が(僕が、ですね)雑誌の血液型占いのページを読んでしまう 理由は、「基本的に自分には無関心なこの世界のなかに転がっている一冊の雑誌のなかで、 唯一自分個人宛に書かれた文章のように思えるから」だ。

信じているわけではないので、「あたる」か「あたらない」かは問題にならない筈だが、 「自分個人宛に書かれた文章のように」感じるためには、ある程度は自分にあてはまる と錯覚できなければならない。そこで 「バーナム効果」ですね。

それに、「今日は中華料理をたべるといいよ」とか書いといてくれると、 昼飯なに食うか決めかねていた時なんかは、ちょっとありがたかったり。 もちろん、他に食べたいものがあるときに、それを曲げたりはしない。 おみくじとか、鉛筆転がしたりとかと同じ地位ですね。

こんな距離感でつきあうのが普通だと思うので、血液型占いが「悪」だとも思っていなかった。 それが悪なら、それを消費する(需要を生む)ことは、悪に加担することになってしまう。 えーと、おいらは悪いことしてたんですかと。そーも思ってなかったんですけど。

で、上で述べた「錯覚」を支援するのはバーナム効果だけじゃなくて、それが科学を装っている ことだったりする*1

科学を装っていることには、はっきりと弊害があるんですよね。

「別に科学的だとは思っていないけど、文章としては消費するよ」という落としどころは 結構 Win-Win だと思うんだけどなぁ。互いに殲滅をめざすんじゃなくて、 子供のころにかかっておくべき風邪または教材としての地位に安住しておいてもらうと。

だめか?

っていうか、大多数のひとは、この程度の付き合いをしていて、 本気で信じていたりする人は珍しいと思い込んでいるんですが…… あーこの認識が間違っているのかなぁ。

追記:おお、血液型じゃなくて星座だったかも。

今朝もうちに転がっていたチラシについていた星座占いをみながら、 「うちの子は、しし座とさそり座だっけ。つよそー。牡牛座丑年のうし・うしコンボの 父親とはちがうよな」とかいってから会社に来て、 an-an のなんとか特集がむちゃくちゃでけしからんみたいな記事を読んだら上のような 文章がでてきました。

と、いま気づいたんですが、僕がたまにパラパラ読み流していたのは、 血液型占いじゃなくて、星座だったかも。 おお、僕は本当に、本格的に、両者をまったく区別していなかったのか!!

まあ、どっちもどれを読めばいいかの index としてしか機能していないのだし。 おみくじの、あの、ジャラジャラといっしょだ。

*1 あれー、ちがうかなぁ。科学を装っていることは「錯覚」には寄与していなくて、そういうモノを公共の場で垂れ流すことを正当化する根拠になっているのか、な?

[] 「トム・ゴードンに恋した少女」読了(おそっ)

細切れの空き時間を利用して読んでいたので、やっと読了。

おもしろい。

「おもしろい」と言う以外に何も必要ないと思うんだけど、一言では言い足りない。

僕は、ふつーの昭和生まれの男の子として、デフォルトの遊びがキャッチボールであって、 テレビで野球をみたりしてきました。 それが、たとえ、ただひとつ、今日この本を読み終えて感動するためだったとしても、 ぜんぜん惜しくない。そのくらいおもしろかった。

あの高架下の本屋にとことこ歩いていって、いっぱい本があるなかから、 この一冊を引き抜いてきた俺って天才! あー、いや、ひきあわせてくれた(と勝手に感謝している) shiro さん帆掛さんに感謝。

おお、最初はそっちの目を隠していたのかぁ!邪眼が移動した?!


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