海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
Twitter (twilog) / RSS / アンテナ / ぶくま
Daemon のことを、 「ダイモン」と訳さざるを得なかったのは、やっぱり、 この御方の所為なんでしょうか。
英語でも、daemon と demon は発音では区別できないようですね。綴りは違う。
Daemon を「デーモン」としてしまうと、まったく見分けがつかなくなるのか。
ううむ、仕方がないか。
「すべてのアメリカ人のための科学」という題名は、ちょっと不思議な感じがするけど、 アメリカ人が「すべての人のための科学」 を語ろうとするのは傲慢かも知れないからという理由でこうなったらしい。
これは、Project 2061 の第一段階の内容にあたる文書らしい。 日本語版へのあとがきにある、Project 2061 の説明:
アメリカでは,1980 年代,当時の科学教育の危機に対処すべく,科学教育改革について の多くの提言がなされるようになり,その中で,すべてのアメリカ人のために科学的リテ ラシーの育成の必要性が叫ばれるようになった。
米国科学振興協会は,このような流れの中で,1985 年に科学教育改革プロジェクト 「Project 2061」を始める。このプロジェクトの名称は,プロジェクトが始まった1985 年 にハレー彗星が地球に接近したことに由来しており,しかも,ハレー彗星が次に地球に接 近する2061 年をその名称に入れることによって,「Project 2061」が壮大な教育改革である ことを示唆している。そして,1989 年には,本書『Science for All Americans』(初版)を 公表し,その後,改訂を重ねており,その最新版は米国科学振興協会の下記のウェッブサ イトで見ることができる。
http://www.project2061.org/publications/sfaa/online/sfaatoc.htm
すばらしい。教育改革は長期的に考えてやらなきゃいかんってのと、 ハレー彗星を絡めるあたりがいいですね。 かつ、「プロジェクト・ハレー彗星」とか言っちゃわないあたり……。
現在、アメリカの科学教育は、第2、第3段階に入っているらしいよ。
http://homepage.mac.com/uchii/Papers/FileSharing83.html (伊勢田さんの日記経由)
あとで読むために。「あとで読む」が多いな。
とりあえず、 オナニーマスター黒沢 読破。一気読みした。
「どうせエロマンガだろ」と思い込んでいた『オナニーマスター黒沢』が、実はガチで面白くて というのは本当でした!
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2008/5/7/1
普段はあんまりクラック方法とかに興味が湧かないんですが、なんとなく読んでみた。
機器検出方法1の、 アンカー要素の色をみて「訪問済み」かどうかを判定するやり方に感心。 ユーザーがブラウザの表示をみて判断するのと同じやり方なとこが、ちょっと面白い。
それ以外も、なるほどなぁ。
実際にこれらの手法を使って書かれたマルウェアを回避するには、 JavaScriptを無効にするか、 ブラウザとは別のセキュリティ対策ソフトで検出してブロックするぐらいしか方法が 思いつきませんでした。
やっぱ "JavaScript無効" になっちゃうのかぁ?
というのが、まっとうな対策ではないかと。
イントラ内アクセス(やむを得ず何かしないといけないとき)は IE を使い、 インターネットみるときには Firefox という、 僕が普段やっているような使い分けが実は有効だったりするのか。
マダム・エドワルダ/目玉の話を読んだ。 しかも、会社で、昼休み×2を利用して。
いやぁ、僕は、たぶん小学校中学年くらいから30才くらいまでの間、 縦書きの本をほとんど読まずに過ごしたので、バタイユを読むのも初めてでした。
おもしろかった。
人間は、文章を書いたり読んだりするから面白いと思う。
ほんとに「シモーヌ御一行様」が僕の人生に乗り込んできたら……いやだな。 もっと普通でいいです。
あ、ちなみに『目玉の話』を読もうとおもったのは、 岩波さんにお薦めされたからです *1。
つぎは、ガリヴァー旅行記です。 第一印象:「ぶあつっ」
*1 べ、べつに僕にお薦めしたわけじゃないんですけどっ
ちきゅう (ふしぎ・びっくり!?こども図鑑) を買った。
「おうちの外には、『ちきゅう』があるんやろ?」
長男(4才)が、最近急に「ちきゅう」に興味を持ち始めた。
うちに既にある図鑑の類にも、見開き1ページほどで地球と太陽系を扱ったページがあるのだが、 もっと「ちきゅう」について知りたいという。 そこで、「ちきゅう」について書かれた本を探しに大型書店へ。
「理科」とか「宇宙」とかいう題名の図鑑を選ぶことになるかと予想していたんですが、 最近の幼児向け図鑑だと、各社とも、ずばり「ちきゅう」というタイトルのものを出しているんですね。 つまり、「ちきゅう」は幼児にとってポピュラーなテーマであると。
以下、「ちきゅう」を読みながら長男を交わした会話の一部:
「うちゅうじんはいるの?」というページで、
長男「『うちゅうじん』はどっかにおんの?」
おれ「宇宙は広いから、きっといると思うけど、まだ見つかってないと思うよ。 (←図鑑の主張と同じ)」
妻「意外!『いない』って断言すんのかと思った。」
おれ「え、いると思ってるけど。(かつ、いるなら会いたいし。)」
妻「結構、ふつうに街中に紛れてるらしいよね。既に、地球人の振りして。」
おれ「いや、それはない。」
別のページに、ちきゅうに人が立っているようなイラストがあったのを指さして:
長男「これは、『うちゅうじん』?」
おれ「いや、これは地球で、この人は地球に立っているんだから、『ちきゅうじん』だよ。おれたちといっしょ。おれたちも地球に住んでる『地球人』だよね。」
長男「(絶句)!! ぼくらは、『ちきゅう』に住んでないよ。ぼくらが住んでるのは『おうち』やよ。」
おれ「いやいや。たしかに、ぼくらは『おうち』に住んでるけど、ぼくらも、『おうち』も、地球の上にあるんやで。」
長男「ちがうよ、『ちきゅう』は『うちゅう』にあるんやよ! 『おうち』は『ちきゅう』の上にはないよ!」
あはー、そうきたか!
実は、長男がなんとなく思い描いている「ちきゅう」と、 僕等がもっている地球のイメージとは、かなりかけ離れているんだろうなぁと予測してました。
きっと、幼稚園のお友達の口から聞いた「ちきゅう」に関するお話と、 自分のなかにある、世界に対する理解と、いま本で読んだ内容とを、 彼なりに総合しようとしている最中なんではないかな。
というわけで、長男には、「ちがうよ、間違ってるのはパパの方やよ!」 と言われてしまいましたが、「う〜ん、そんなことないねんけどなぁ」くらいにしておきました。
こどもには、いろいろな事に興味をもって欲しいし、 出来るだけ正しい情報にアクセスできるようにしておきたいと思うのだけど、 彼の頭の中のモデルを急いで無理矢理矯正する必要もないと思う *1 んで。
いろいろ、思い悩めよ、少年(まだ幼児)!
この本のなかでは、火山について書かれたページに特に興味をもったみたい。
長男「これはなに?」
おれ「溶岩。地面の下の方には、岩があつーくなって、とけたものがあるらしいよ。」
長男「なんで?なんであつくなるの?」
おれ「……なんでやろ?ぎゅーっと押し固められて、圧力で温度があがるの……かな? (こんな説明じゃわからんよなぁ。おれもわからん。)」
こんなことを話していると、生粋の理科ぎらいを自認する妻からも、こんな疑問が (以下は僕が要約したもの):
「地面にどんどん穴をほっていくと、人はその穴に落ちるやろ? でも、その穴をもっと、もーっと深くしていって、地球の中心をこえてもまだ掘っていったら、 どうなんの?中心を越えたところで、いままで下やと思ってた方向が下じゃなくなんのかな? こどものころ、こういうのが不思議やってんけど、考えてもわからんし、 こわいから考えるのやめてん。」
おお、すごい。そんなことを考えるお子さんが理科ぎらいになるなんて!
ところで、地球の中心はなぜ熱いのか?ちゃんと理解していない中年の俺様がここにいる。 熱力学(といっても、僕が知っているのは理想気体の)からの類推は多少……
*1 矯正しようとしたって、出来ないだろうし。
"Selected Papers on Computer Science" より、 Counting the Paths on a Grid (p.39) をやってみる。 これは、「コンピュータ科学者がめったに語らないこと」で紹介されていた題材で、 詳しく知りたかったので Selected 〜 を入手した。 ま、あんまり詳しくは書かれていなかったんだけど。
まずは、雰囲気を掴むために、ランダムに経路を生成して、単純に平均値を求めてみる (ソース)。
生成回数 | 経路の数 | 経路の平均長さ | 中心を通る確率 |
10 | 1.208331e+18 | 55.984 | 0.0% |
100 | 6.139447e+24 | 87.791 | 100.0% |
1000 | 3.640250e+24 | 90.665 | 75.4% |
10000 | 1.685780e+24 | 89.942 | 74.1% |
50000 | 2.453540e+24 | 90.414 | 84.9% |
100000 | 2.985219e+24 | 91.865 | 85.3% |
500000 | 3.676080e+24 | 92.579 | 80.1% |
Knuth | (1.6±0.3)e+24 | 92±5 | 81±10% |
正解 | 1.57e+24 | 91.9 | 79.3% |
本を入手した動機としては、 Knuth せんせいが、どういう風に信頼区間を計算したのかが知りたかったのだが、 詳しい方法は本に書かれていなかった。
そこで、まず平均値だけでも合うかなぁ〜と思ってやってみたのだが……あってないね、これ。
まず、僕が今回作ったプログラムの出す値は、なんかとっても不安定だ。 とくに、経路の数が。
プログラムがバグってて、経路数の推定が間違っているんだろうなぁと思う。 だとすると、経路の平均長さとか、中心を通る確率の方がそこそこ合っているのが不思議。 いずれも、経路の数を使って計算してるからなぁ。たまたま合っているように見えるだけなのか…。
要デバッグだが、たぶんしばらく放っておくことになりそうなので、とりあえずメモっておく。
いくつか気になった点:
Selected 〜では、最初5つの経路を例に挙げているんだけど、それでも、 僕のプログラムで生成回数10回とした場合よりもマシな推定になる。 Knuth せんせいが恣意的な選択をしていないのだとすると、この時点ですでに何かが変。
僕のプログラムは、バックトラックしていないので、袋小路にはまった経路は捨てている。 これが推定に影響しているんではないかと思う。
だだ、袋小路にはいりがちな経路というのは、曲がりくねっていると思われるので、 こういう経路を捨てずにきちんと拾うと、得られる推定値は、経路の数が多めに、 平均長さが長めに修正されることになるのではないか? だが、それで正解に近づくとも思えない。
(追記) バックトラックを実装してみようと思うのだが、その前に、 浮動小数点演算のせいで計算が不安定になっていないかが気になった。 簡単なチェックとして、double を用いていたところを float に変えて計算結果を比較してみた。 そうすると、微妙に計算結果が変化したが、大幅に変わることはなかったので、たぶんおっけい。 計算結果がおかしいのは、浮動小数点演算のせいではないだろう。
(もういっこ忘れないうちに追記) 現時点のプログラムには、いろいろ問題がありそうなんだが、 それらを改善した後に試してみたいことがある。 それは、この確率的計算に用いる疑似乱数は、単純なものでもいいのではないかということ。 いまはお手軽に C 標準の rand を用いているんだが、もっと簡単な方法 (bit 数少なめの線形合同法とかかな) を用いても解の精度は悪化しないんじゃないかと思っている。 根拠レスだが。
The planet without laughter を読もうと思ったんだった。 自分自身の処理能力の驚くべき低さを思うと、人生はあまりにも(以下略。
私は、いちおう親だったりもするので、 これからも自分の子供に対して様々なことを言うと思う。
その際、「そんなことをすると、きっと不都合なことが起こるよ」という予言的な言葉には、 注意が必要なんだろう。
そんなことは、こどもだってわかっている場合にはなおさら。 リスクは承知の上なんだよ!
なにをしたってリスクはあるのだから、 「そんなことをすると、きっと不都合なことが起こるよ」という予言は、 しばしば的中する。そして、的中してしまった予言は、呪いの言葉になってしまうのではないか。
親の反対を押しきって、そして親の「予言」どおりに不都合な事態に陥ってしまった子は、 だれかの助けを必要としている。 だが、親の反対を押しきったてまえ、親の力だけは借りられない、借りたくない。
そんな状況は、だれも望んでいないはずなのに。
親は、子に簡単に呪いをかけてしまうことが可能なように思う。 しかし、それと比較して、いったんかかってしまった呪いを解くのは格段に困難なようだ。
おもらししてしまったわが子を前に、 「ほら!お出かけ前には必ずおしっこしておきなさいって言ったでしょ!」くらいはいいんだ、 きっと。
でも、いつまでも同じロジックで子供を縛ってしまってはいけないんじゃないかなぁ。
以上のようなことを、ある痛ましい事件の報道に触れたときに思った。
格子点上の経路を数えるの続き。 まだ途中なので、メモ書きの羅列。
「"Selected Papers on Computer Science" より、 Counting the Paths on a Grid (p.39)」 とか言っても、本を持っていない人にはなんのこっちゃわからないですね。 "Coping with Finiteness" に収録されているので、本を買わなくても、この論文を読めば書いてあります。 ( http://www.sciacchitano.it/Spazio/Coping%20with%20Finiteness.pdf に落っこちている? *1)
バックトラックを実装してみたんだけど、予想通り推定値は経路の数が増える方向に (つまり、正解から離れる方向に)振れた。
バックトラックによって判明した、袋小路行きのパスを可能性から排除して計算しても、 なお大きすぎる値がでる。
Knuth ろんぶん中の例では、各格子点に経路候補の数が書いてあるんだけど、 袋小路行きのパスを除いたりはしていないように見える。
やっぱり、経路生成の際にバックトラックしてしまうと、もはや random とはいえないような。
「random に経路を選択していたらゴールにたどり着きませんでした」という事象も、 ちゃんとカウントすべきなのではないか。
バックトラックはしない、かつ、失敗事象も生成回数にカウントするようにしてみたら、 「正解」に近づいた感じがする。だけど、 試行回数を増やしていくとある値に漸近していくって感じの挙動ではないみたい。 まだ不安定。
もしかして、不安定なのは、乱数の品質が悪いから?
そもそも、平均の求めかたが変?
以上の事柄を整理してみよう。いままで試したバリエーションは、 それぞれ別のやっつけプログラムになっているので、まとめて (オプションで挙動を変えられるようにして)しまう。デバッグもする。
正直いって、自分が作ったプログラムが正確には何を計算していることになるのかが、 いまいち理解できていない。
僕が、自信をもって信頼区間つきで推定できる日は遠そうだぜ。
いま得られている結果を整理したら、この問題に固執するのではなく一旦手を離して、 ほかの同様の題材にあたってみようかな。
*1 確保!: http://uhideyuki.sakura.ne.jp/files2008/Coping%20with%20Finiteness-2.pdf
http://d.hatena.ne.jp/mamiamamiya/20080516
RSS 購読しててよかったなと思った。
ぜひ見ておかねばならないようなアダルトビデオがあるなら知りたいという不純
純粋な動機で購読していたのだけど。
Emacs-22 に乗り換えようかな。
Emacs-19 系をすてて、Emacs-21 に移行した時点で未練はないのだし。
そういや、Emacs-19 時代は、emacs とは打たずに……えー、なんだっけ? となってしまった自分に愕然。Meadow じゃなくて…… Mule でした。そうだった、そうだった。
ま、そのうち。
格子点上の経路を数える(つづき)のつづき。
http://uhideyuki.sakura.ne.jp/files2008/count_paths.c.20080520.txt
今まで、ちょこまかと試してきたバリエーションをひとつのプログラムにまとめて、 コマンドオプションで選べるようにしてみた。
オプションは、つぎのようなかんじ:
b: バックトラックする r: max 以下の乱数を得るために、(max + 1) の剰余を計算する。 (デフォルトでは、3 以下の乱数を生成しておいて、max より大きかったらもう一度) f: ゴールに届かなかった試行も一回とカウントする m: メルセンヌ・ツイスタを用いる p: (おまけ)生成したパスを標準出力に表示
メルセンヌ・ツイスタの生成ルーチンは、 mt19937ar.c を用いました。
まだ、まとまった時間がとれなくて味見程度なんだけど、
まず、正解とされている数値:
生成回数 | 経路の数 | 経路の平均長さ | 中心を通る確率 |
正解 | 1.57e+24 | 91.9 | 79.3% |
というのがいいみたい:
./count_paths fm 500000 ---- Result ---- # of paths = 1.589540e+24, l = 92.590, hitc = 75.664
r オプションには、大した効果がないんじゃないかな:
./count_paths fmr 500000 ---- Result ---- # of paths = 1.588522e+24, l = 91.751, hitc = 75.581
C 標準の rand() にすると、正解から離れてしまう。乱数の質は大いに影響するみたい:
./count_paths f 500000 ---- Result ---- # of paths = 1.824872e+24, l = 92.579, hitc = 80.409
ゴールへたどり着くのを失敗した試行をカウントしない(なかったことにしてしまう)と、 推定値は上にぶれる:
./count_paths m 500000 ---- Result ---- # of paths = 3.217146e+24, l = 92.590, hitc = 75.664
バックトラックすると、よりいっそう悪い(時間もかかる):
./count_paths bm 500000 ---- Result ---- # of paths = 1.457106e+25, l = 92.325, hitc = 77.607
経路数については、一桁ちがってしまってます。 バックトラックによって経路が延びる方向に何度も補正がかかるので、 もはやランダムとはいえない*1 のでしょう。
せっかくなので、プログラムのデバッグと、結果のまとめをやっときたいかな、そのうち。
ひとまずのメモとしては、
あと、今回の話と直接の関わりはないのですが、 よい乱数・悪い乱数という記事も面白い。
はじめからメルセンヌ・ツイスタを使っていたら、 これほど色々なことを試すハメにはならなかったかもしれません。
ま、個人的に面白かったのでよし。
さて、信頼区間をどうやって求めよう?うむむむ。
*1 「ランダムといえる」というのが何を意味するのか、僕は理解していないことに注意。
「ハミルトン経路」でググると、Wikipedia の「DNA コンピュータ」というページがトップにくる。 「ハミルトン路」、「ハミルトン閉路」だと、そのようにはならず、 グラフ理論関連のページが上位にくるようだ。
つまり、Hamiltonian path を「ハミルトン経路」と訳したのは、 萩谷先生が仕掛けたワナだったのか!
あ、どうでもいいすか。
気になっていたことを、さっき確認。
『最短経路の本』では、索引に「ハミルトン経路」という項目がある。 本文中では「ハミルトン路」と書かれているんですが……。
これまで僕はまったく読書家ではなかったので、 世の中はまさに未読の本で溢れている。 べたに有名な作品でも、平気で未読だ。
というわけで、べたに有名な小説を読んでみようと思って、いま読んでいるのが『三銃士』。
三銃士は、むかしチャーリー・シーンが出ている映画(たぶん これ)をみたくらいで、読んだことはなかった。 そんなところ、ブックオフで二巻組のうち 上巻 だけが 105 円で売られていたのを見つけて、ゲット *1。
読んでみると、けっこう面白い。これは、 下巻 も入手せねばなりますまい。こっちは定価でもいいや。
「このひと突きはアトス、これはポルトス、こんどはアラミス」って。 チャオズの分もおねがいします!
全体的に、三銃士が童話のヒーローばりに立派じゃないところが、おもしろい。
ビッグエンディアンがリトルエンディアンで、ヤフーがラピュタな『ガリヴァー旅行記』 はというと、ほったらかしになってたり……するんですが。
ま、いいよね。
*1 ほかにも、「グリム童話」や「フランケンシュタイン」を同じような値段で買った。
数学セミナー 2008.06 をパラパラ眺めていて、特集記事のうちのひとつ、 「再帰プログラム」が目をひいたので、メモっておく。
記事の最後に挙げられていた参考文献たち:
記事筆者のサイト ( http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~hassei/ ) からも、 (多くは英文だそうですが)関連する論文を入手可能だそうです。
むかしのメモからキーワードだけ拾ってみた。
どちらにも毒(客観的な判断を妨げるなにか)があるように思うので、セットで。 僕は、どちらに賛成しているというわけでもないんですが、 どちらにも考えさせられるところがあると思う。
ただ、大槻せんせい、おとなりのご老人は、はたしてそういう理由で泣いておられたのですか?
[Violin] カテゴリの記事を書くのも久々ですが、いちおう止めずにレッスンには通ってます、 辛うじて。
上達(するの?)の記録として、 演奏したのを動画にして残していくっていいなぁとは思っているんですが、 あまりにもへたっぴすぎて、ふんぎりがつきません。
ふと、こーゆーのを思いついた:「ドラクエ音楽隊(レベル1)」
顔が出ていない動画は、あんまり面白くないので、できれば顔だし。
コスプレは照れ隠しです。演奏がへぼい分、こっちでカヴァーとかでも可。 ただし、衣裳は自作のこと。素材が段ボールとかでも良いんですが。
レベル1は、「ドレミファソラシド」らしき音をなんとか出せるレベルです。 詳細は追っておしらせします。
どうせ、思いついてから実行するまでに年オーダでかかります。
メンバ募集!(まじ?)
メモ:
書いてて、なんのこっちゃわかりません。
いやー、不思議に思ったんですが、不思議じゃないのかなぁ?
「しみずの雑記帳」にあった、 日本の主要企業の「学術論文寄与度」 のグラフなんですけど、「寄与度」のギザギザの感じが、各社あまりにも似かよっている。
なんなんだ?どうやったら、こんなに似るのだ?
まあ不思議だけど、よーわからんと思ってたところに、気になる言葉にでくわした。
だから技術者は報われない: 最精鋭部隊の行方 の、以下の文言である。
一言でいえば、横並びの弊害である。 半導体の権威である東北大学の大見忠弘教授に言わせれば、「それは経営者が頭を使わないから」ということになる。
「研究部門を増強しよう」「そうしよう」
「研究部門は縮小しましょう」「そうしよう」
花一匁ですか。
「かーって嬉しい、はーないーちもんめ!」 「まけーて……」
(追記)いまどきの子も、こういう遊びするんかなぁ。
(追記)でも、「それは経営者が頭を使わないから」という見方に簡単に賛成はできないと思う。 直接の因果関係がないはず(あってはおかしい)であるにもかかわらず、 各社の「寄与度」が似通っているのは、共通の原因が別にあるせいかもしれないのだし。
へそが曲がっているので、「Google 本」というだけで読みたくなくなるわけですが、 男子3日会わずんば括目してあいまみゆべし (おごちゃんの雑文) を読んで、『Google を支える技術』 は読んでみたいと思いました。
入手すべし。
以前、たしか reddit 経由で Science For All Americans の存在を知って、 以前の日記にも書きました。
しかし、この「文科省訳」以前にも有志による邦訳プロジェクトがあったみたい。
http://blackshadow.seesaa.net/article/93817774.html
それにしてもこのタイミングの良さ。
どう見ても本プロジェクトに刺激された誰かがせっついた結果です。 誰か知りませんが本当にありがとうございました。
へー。
http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20080523#1211559826
一時期、ローカルに置いた proxy を on/off して、 ネットから意図的に「切断」できるようにしていたんだけど、 なんか元に戻っちゃっているよなぁ。
どうしよう?たしかに、なにか対処する価値はあるんだよなぁ。
とりあえず、使うのを止めちゃってた web on/off (+ proxy.rb) をまた使おう。
マストバイという噂の、SF マガジンを買ってきた。
ほんとは、「今日の早川さん2」ないかなぁと思って本屋をうろついていたんだけど。 ぼやぼやしているうちに、すっかり早川さん2争奪戦に乗り遅れてしまったなぁ。
生まれてはじめて、3ページ以上のワード文書を書いている。
ここで「生まれてはじめて」というのは誇張ではない。 さすがに、一度もマイクロソフトワードを触ったことがないとはいかないが、 せいぜい2ページ以内の文書しか作ったことなかったはずだ。
なにしろ、十年以上忌み嫌ってきた。西田ひかるがコマーシャルしていたあの頃から嫌いだ。 前回の仕様書はまよわず LaTeX で書いた。
が、いまは特に憎む気持ちがわいてこない。
こうやって、大阪弁を忘れ、子供といっしょに納豆を食い、 としをとって、死んでいくんだ。
ワードを毛嫌いする気持ちは萎えてしまったようだが、 やっぱりワードに触ると鬱になるらしいよ *1!
ちなみに、TeX (僕が使えるのは LaTeX だけど) で文書を作成するのは楽しいよ! 「できあがった印刷物をみて、にっこり微笑む喜びがなかったら、 どうして文章なんて書く気持ちが起こるでしょうか」と TeX を書いた人はいいました。
たしかに、Word の吐く印刷物をみると、じんわり憂鬱になります。 組版に対する愛情がまったく感じられない。
この際、ユーザインタフェースやらバッドノウハウやらその他様々には過剰適応してみせよう*2。 しかし、「フォーマット」の途中で改行して「ーマット」から一行をはじめてしまうような 「ワープロ」を使っている俺様はいったい誰なんだ?
もちろん、ワードの組版がおそまつなのは、なにもこういった「禁則処理」の類だけじゃないんだが。
ところで、ふと、 マイクロソフトの日本語表記ルール を思い出した。
日本語特有の「禁則処理」を実装するつもりがまったくない代わりに、 改行可能位置をコンピウタ様に御報せする為の分かち書きを推奨しようとでも云うのであらうか。
ああ、禁則処理の機能はあるのか。デフォルトではオフなのね
行頭禁則文字に長音記号「ー」が入っていないんだ。
# よこ [奇遇ですね。私も最近、「ごく普通に有名な本」を読んでみようかなぁとか思い始めたところです。 で、行きつけの本屋(普段..]