海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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私は、いちおう親だったりもするので、 これからも自分の子供に対して様々なことを言うと思う。
その際、「そんなことをすると、きっと不都合なことが起こるよ」という予言的な言葉には、 注意が必要なんだろう。
そんなことは、こどもだってわかっている場合にはなおさら。 リスクは承知の上なんだよ!
なにをしたってリスクはあるのだから、 「そんなことをすると、きっと不都合なことが起こるよ」という予言は、 しばしば的中する。そして、的中してしまった予言は、呪いの言葉になってしまうのではないか。
親の反対を押しきって、そして親の「予言」どおりに不都合な事態に陥ってしまった子は、 だれかの助けを必要としている。 だが、親の反対を押しきったてまえ、親の力だけは借りられない、借りたくない。
そんな状況は、だれも望んでいないはずなのに。
親は、子に簡単に呪いをかけてしまうことが可能なように思う。 しかし、それと比較して、いったんかかってしまった呪いを解くのは格段に困難なようだ。
おもらししてしまったわが子を前に、 「ほら!お出かけ前には必ずおしっこしておきなさいって言ったでしょ!」くらいはいいんだ、 きっと。
でも、いつまでも同じロジックで子供を縛ってしまってはいけないんじゃないかなぁ。
以上のようなことを、ある痛ましい事件の報道に触れたときに思った。