海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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Daemon のことを、 「ダイモン」と訳さざるを得なかったのは、やっぱり、 この御方の所為なんでしょうか。
英語でも、daemon と demon は発音では区別できないようですね。綴りは違う。
Daemon を「デーモン」としてしまうと、まったく見分けがつかなくなるのか。
ううむ、仕方がないか。
「すべてのアメリカ人のための科学」という題名は、ちょっと不思議な感じがするけど、 アメリカ人が「すべての人のための科学」 を語ろうとするのは傲慢かも知れないからという理由でこうなったらしい。
これは、Project 2061 の第一段階の内容にあたる文書らしい。 日本語版へのあとがきにある、Project 2061 の説明:
アメリカでは,1980 年代,当時の科学教育の危機に対処すべく,科学教育改革について の多くの提言がなされるようになり,その中で,すべてのアメリカ人のために科学的リテ ラシーの育成の必要性が叫ばれるようになった。
米国科学振興協会は,このような流れの中で,1985 年に科学教育改革プロジェクト 「Project 2061」を始める。このプロジェクトの名称は,プロジェクトが始まった1985 年 にハレー彗星が地球に接近したことに由来しており,しかも,ハレー彗星が次に地球に接 近する2061 年をその名称に入れることによって,「Project 2061」が壮大な教育改革である ことを示唆している。そして,1989 年には,本書『Science for All Americans』(初版)を 公表し,その後,改訂を重ねており,その最新版は米国科学振興協会の下記のウェッブサ イトで見ることができる。
http://www.project2061.org/publications/sfaa/online/sfaatoc.htm
すばらしい。教育改革は長期的に考えてやらなきゃいかんってのと、 ハレー彗星を絡めるあたりがいいですね。 かつ、「プロジェクト・ハレー彗星」とか言っちゃわないあたり……。
現在、アメリカの科学教育は、第2、第3段階に入っているらしいよ。
http://homepage.mac.com/uchii/Papers/FileSharing83.html (伊勢田さんの日記経由)
あとで読むために。「あとで読む」が多いな。