海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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http://d.hatena.ne.jp/akio71/20080416#p1
聞けば聞くほど、はてな怖いよ、無理」「あそこは2ちゃんよりヤバい」 「あんたの所にリンクはったら、はてなのヤバい人が流れ込んできそうだから嫌」 という結論に落ち着いてしまいました。
笑。すまんが、わろた。
はっきりいって、その恐怖は誤解にもとづいている。変な印象もちすぎでしょう。
と、笑って済ませるつもりだったんですが……まてよ。
僕も、「はてな」を選びませんでした。どうしてだっけ?
ひとつは、お仕着せのサービスだけじゃなくて、 自作の CGI とか置けるところを探していたというのが理由。 かつ、「Ruby つかえるとこ」とかいって探した。tDiary にしたかったし。
でも、まったく選択肢として思いつきもしなかったかというと、そうではなかった。
レンタルサーバは借りるとして、日記だけは「はてな」でというのも、少し考えた。 でも、やめた。
「はてな」で日記を書こうとすると、 「はてな市民」とやらになるらしいというのが、どうしても嫌だったんだよなぁ。
なに?自動的に、得体の知れない共同体の一員になるの?
もちろん、「『はてな市民』である」という事実が、 なにか具体的なストレスになると考えていたわけではない。 自分が仮に「はてな市民」になったからといって、事実上の効果は別になにもないだろう。 「はてな」のサービスが使えるようになるだけだ。
だけど、なーんとなく嫌だったんだよなぁ、たしかに。 「はてな市民」になるの、おれ? 無料のサービスを「使わせていただく」から、それくらいは仕方がない?
やめた。やめました。
という条件がととのえば、使ったと思う。 実際、「はてな」は全ての条件をかなり優秀な成績でクリアしていると思うんだけど、 第3の点でちょーっとだけ引っかかった。
「『はてな市民』かぁ。なんやそれー」
「はてな」を利用している人=「『はてな』な人」みたいな図式を導入してしまったのは、 旨くなかったんじゃないかなぁと少し思うよ。
ま、個人的むかしばなしですが。
ただしくは、「はてな市民」ではなく、 「はてなダイアリー市民」らしい。
もちろん、これは共同体への従属とか参画を強要する概念ではなくて、 ある種のサービスを利用する資格があるという意味しか実際にはありません。
つい甘いモノが読みたくなって、 「図書館戦争」を買ってきた。
ハードカバーの小説を、自費で、定価で買うなんて、生まれてはじめてかもぉ!
ただのにっきオソルベシ。 最後のひと押しは、 作者ごほんにんの文章 を読んでしまったことでした。
http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi68.html
私が昔に書いたもの、趣味でちょっと書いたものなども読んでもらっていたんですけれど、 私は手が届かないと思っていたのに「君はいつかプロになるよ」とずっと言っていました。 大賞をいただいでデビューした時も、「ホラ、言った通りになっただろ」と、 なぜか私よりもずっと、私が作家になると信じていました。
ええ話や。
ちょっとしつこくて申し訳ないけど、スティーブン・キングの「小説作法」にも、 似たような話がでてくる。
とにかく貧しくて、お金がなくて、時間的余裕もなくて、 当然、がんばれば作家になれるという保証なんてなくて…… それでも若いキングは毎日文章を書いていた。
そのとき、奥さんは、決して「そんなの、時間の無駄だ」とは言わなかったそうです。 言われていたら、きっと心が萎えてしまっていただろうと彼は振り返っています。
彼の、作家になるという夢をはげましたのは、最初は母親、そして妻。 そのことにも、そのことに対する感謝を率直に語る彼にも共感してしまいます。
http://books.yahoo.co.jp/interview/detail/31662609/02.html
「私はなんとなく郁がピンクかなと思ったんですけど、 ダンナの考えた色のほうが合っていて悔しかった(笑)。 “郁はどう考えてもレッドやろ!”って言うんです。私はレッドは堂上だと思ってたんですが、 それもちがうって。堂上はブルーだそうです。そうすると小牧がグリーンで、 柴崎がピンク、消去法でイエローは手塚だよね、って。手塚は不本意でしょうけど」
古いよ。今時の戦隊モノ(といっても、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」と「炎神戦隊ゴーオンジャー」 しか知らないけど)では、女の子は黄色ですから!
ま、「郁はどう考えてもレッドやろ!」はその通り。異論なし。