海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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先日、うちの親がくもんの New スタディ将棋 というのを送ってきてくれた *1。 「まだ早いかもしれないけど、」4才の長男向けということらしい。
新しいおもちゃに早速興味を示した長男と、将棋を指してみた。 それぞれの駒自体に進める場所が書いてあるので、4才児にも、 なんとか駒を進めることが出来るようだ。 桂馬の動きがわかりにくいとか、「角は斜めに進める」というので、適当に斜めの方に行こうとしたり (正確に45°方向しか行けないのに、「斜め」ならどこでも行きたくなるらしい)、 相手の駒の効きが見えなくて自殺的動きをしたり*2、難はいろいろあるけど、なんとか終局まで指すことはできた。
一局めは、わざと負けてあげた。 集中力を切らさずに、最後まで指せただけで十分だと思ったよ。
またやりたいというので、二局目。 6枚落ちで、かつ、僕は取った駒を再利用できないというルールでやった。 こども相手にさりげなく手加減するなんて出来そうになかったので、 ハンデを十分につけた上で普通に指してみようかなと思って指したら、勝ってしまった。
が、長男は、負けた直後、少し黙った後に泣きだしてしまった。
うう、むずかしいなぁ。可哀想なことしたかなぁ。
将棋は面白いゲームだと思うし、せっかく興味をもってくれたようなので、 興味が続くように、うまく対戦相手をつとめたいと思うんだけど。
本将棋以外にも、はさみ将棋とか、将棋くずしとかもやってみたら、どれも気に入った様子。 なんとなく、いかにも「子供向け」 ではない高度な遊びっぽいところに魅力を感じているんじゃないだろうか。 僕と長男が将棋をしているときに、次男(一才六ヶ月) がさみしそうな空気を発しているところも気になる。
将棋セットについていた説明書には、初心者向けの特別ルールとして、「歩無し将棋」 が紹介されていた。 大駒の動きを体験しながら理解するために、歩をすべて取り払って指してみようというもので、 なるほどと思うんだけど……4才の「幼稚園年少組さん」には、それでもレベルが高すぎるような……。
ためしに、「歩無し+6枚落ち+上手は取った駒を使えない」で指してみたんだけど、 相手が4才児であることを差し引いても、これでもなかなか難しい。 「駒の動きを知っているだけ」というレベルでは、どんどん大駒を捨ててしまうし、 上手(うわて)の戦力が少ないといっても、広大な盤上にある玉を寄せるのは、そんなに簡単そうには見えない。
そういえば……小さい盤をつくってやってみようという話を、 昔黒木ボードで見かけたような気がするなぁ。あとで探してみよう。
それはさておき、久々に「はさみ将棋」をやってみたんだけど、細かいルールがわからない。 はじめ、歩は香車と同じ動きなのかなと思ったんだけど、それだとすぐに行き詰まってしまう。 それではというので、後ろにも進めるようにしたけど、それでもいまいち。 どうやら、飛車と同じで、前後左右に進めるんですね。それだとゲームが続くかも。
過去の発言集に 囲碁・将棋ってのが あるんだけど……。
はじめは九路盤でやってみようという話を、僕が不完全に覚えていただけかな。
子供相手に勝ってしまうのは大人げないと思われるかもしれないが… いや、それはその通りなんだが、手加減すればいいってもんではないと思っている。
手加減するんじゃなくて、駒落ちなどでハンデを付けた上で、 ちゃんと指す方がいいのではないかと。
手加減による調整じゃなくて、ハンデをきちんとつけて差した方が、
ただ、駒を大量に落とすだけでは、まったくの初心者にとっては、まだコツをつかみにくいと思った。 まったくの初心者にとって、9×9の盤は広すぎるんじゃないかと思うんですよね。
慎之佑日記日記(何)によれば上手は裸王だけというのが最初とか。<br><br>ひとりでもあそべまつ http://hozo.hp.infoseek.co.jp/shogi/
そういえば将棋も5路盤(5×5)があったはず。飛角抜き<br>自陣はこんな感じだったはず。<br><br> 歩歩歩歩歩<br> 玉金銀桂香
なるほど、玉が端っこですか>5路盤<br><br>5路+歩なし+下手大駒追加(+駒落ち)くらいやると、<br>いい感じになるかも知れませんね。<br><br>やってみよう。
書いてみた:<br><br>・ ・ 銀 金 玉<br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ 角 ・ 飛 ・ <br>玉 金 銀 桂 香 <br><br>いきなり詰んでいるじゃないか!<br><br>・ ・ ・ ・ 玉<br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ 角 ・ 飛 ・ <br>玉 金 銀 桂 香 <br><br>やっぱり詰んでいる。<br><br>左右をちょっと変えてみると:<br><br>玉 金 銀 ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ 角 ・ 飛 ・ <br>香 桂 銀 金 玉 <br><br>ちょっと戦えるかな?いきなり王手がかかっているのは相変わらずだが。<br><br>玉 ・ ・ ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ ・ ・ ・ ・ <br>・ 角 ・ 飛 ・ <br>香 桂 銀 金 玉 <br><br>まる裸。<br><br>ま、これでは上手が勝てないというレベルを、まず目指してみるのかも。
5×9にして<br><br> 王<br>〜〜〜〜〜〜〜<br>歩 歩 歩 歩 歩<br>・ 角 ・ 飛 ・<br>玉 金 銀 桂 香<br><br>くらいにするとか。<br>本来と合わせて成りは三段目にしておいたほうがいいとか思った<br>(5路盤は二段目)
縮小盤にする必要はないかも、です。<br><br>今朝、こどもが要求するので、急いで一局指しました。<br>5路盤なんて用意する暇がなかったので、9×9のままで、<br>歩無し裸玉で。<br><br>. . . . 玉. . . . <br>. . . . . . . . . <br>. . . . . . . . . <br>. . . . . . . . . <br>. . . . . . . . . <br>. . . . . . . . . <br>. . . . . . . . . <br>. 角. . . . . 飛. <br>香桂銀金玉金銀香桂<br><br>時間もなかったし、早めに負けてあげようと思っていたんですが、<br>僕が角道を見逃していて、勝手に負けました(僕はコンピュータ相手にもこれをよくやる!)。<br><br>今日はわざと負けるつもりだった上に、実際ぽかミスで負けたんですが、<br>指してみた感じでは、わざと負けなくても上手(うわて)が勝てなくなる日は<br>遠くないかも知れないと思いました。<br><br>長男は、こどもながらに、<br><br>- 駒を取られるのはいやだ<br>- 駒を成るのは好きだ<br><br>という原則を既にもっていて、また、取られないために<br><br>- 取られそうな駒は逃げる<br>- 取られそうになる前に離れる<br>- 取られないように、互いに「ひもを付け」合う<br><br>という行動を取れるようになってました。<br><br>特に感心したのは、成った駒単独では玉を追わずに、二枚一組で、たがいに紐を付けながら<br>じりじり寄る(これは日曜日に僕が教えた)のを覚えていたこと。ツーマンセルだ!<br><br>しかも、二枚のうち、より価値の低い方を、より危険な場所に動かすということまで<br>理解してました(こども心にも、竜は惜しいらしい)。<br><br>- 駒が無駄死にしないように逃げて、<br>- 成れる駒はどんどんなって、<br>- 駒同士は互いに紐をつけあう<br><br>というが出来てきているので、裸玉ではやれることがほとんどなくて、<br>このままいけば、本当に裸玉では勝てなくなりそうです。<br><br>長男はといえば、気を良くして「パパ、今度は二枚でやれば?」とか言ってますが、<br>まだまだやれるぞ!(たぶん)
> 長男は、こどもながらに、<br>> <br>> - 駒を取られるのはいやだ<br>> - 駒を成るのは好きだ<br>> <br>> という原則を既にもっていて、<br><br>これは、日曜日に歩無し六枚落ちで指したときに、僕が容赦なく成駒を返り討ちにして、<br>勝ってしまった回(泣かしちゃったの巻)が無駄ではなかったモノと解釈したい。