海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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すこし前に書かれた記事なのだが、 最近の私の体験にも関わっているのでご紹介。
たぶん、私は以前にもこの記事を読んでいる。 今日たまたま読み返す機会があったのだが……。
この記事はタイトル(三好「ステロイド軟こうでアトピーは治らない --- フルコートF」, p.156-157) そのものが犯罪的である。この種の脅し文句で,どれだけのアトピー患者が効きもしないかさもなくば 危険な民間療法に追いやられて地獄を見たか,アトピーの娘をもつ親としていろいろな例を 聞いてきただけに,私は怒りを禁じえない。
(ステロイド忌避からアトピー地獄へ より)
私には二人の子供がいるのですが、いずれも乳児期に「乳幼児脂漏性湿疹」などと呼ばれる 湿疹がわりと強くでた。
恥ずかしながら、学生時代などは(アトピー性皮膚炎自体に対する無関心のせいもあるが)、 「ステロイド剤は使わないほうがいいらしい」という噂レベルの話を、信じるとまでは いかなくても、「なんとなく、そうなのかなぁ」程度に捉えていた時期もあった。
ですが、自分の子供に湿疹がでたころには、おそらく小波さんの文書を読んだ後だったおかげで、 「医者に処方された薬は、きちんと用法と用量をまもって使うのが一番いいのだ *1 」と思うようになっていました。
実際、二人の子供は、ともに、少量のステロイド剤を処方され、その効果はてきめんでした。 見た目にはほとんど直ったように見えた頃にも、「少し薬を弱くしますので、もうしばらく 使用してください」と言われましたが、 私は無断で使用をやめてしまおうとはせず、それは結果的にとてもよかったと思う。
お医者さんが言うには(妻経由、また聞き)、乳児期の湿疹とアトピー性皮膚炎とは 見分けがむずかしく、その時点で「これは一過性のものだから心配ない」とか断ずることは できないらしい。ともかく、この時期にきちんと処置して、重症化させないことがとても 大切だそうだ。
もし、私や妻が、「ステロイド忌避」に囚われていて対処をあやまっていたら……と思うと ぞっとするし、さしたる根拠もなくステロイド忌避の俗説が垂れ流されていることには、 怒りを感じる。
……などと、私がこんなところに、こんなことを書いて何になるとも思えないのですが、 あなたが小波さんの文書をよむきっかけにでもなれば、幸いかと。
*1 あらためてこう書いてみると、あたり前のことですね。
古記事(古事記ではない)にコメントつけても読まれるかは知りませんが、<br>私こう見えても(どう見えてるんだ)皮膚が弱く、よくステロイド剤のお世話になっていました。<br>ステロイドは、それまでそれなりに長期間ボロボロだった皮膚が、それをつけただけでもう数日中にきっれーに治ってくれて、<br>とてもありがたい薬でした。<br>テレビやらなんやらで危険、というのを聞いた気もしましたが、やはり治ってくれないことにはどうにもならないので、普通に使ってましたよ。<br>ありがたい薬です。<br><br>(うちの父親は、しょっちゅうオロナインを体中につけていたが、あれが効いているとは思えなかった)。
> 古記事(古事記ではない)にコメントつけても読まれるかは知りませんが、<br>つ RSS
どうせ文明の利器にはうといですょ。
秘密道具には、くわしいのにねー。<br>ってか、ぼくもう寝ます。おやすみなさーい。