海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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空き時間に立ち寄った書店で、めずらしく新書を買った。 「感動をつくれますか?」 という本だ。 「ものづくり」というキーワードにひかれて手に取ってしまったような気もする。
作曲家という、僕のように作曲など出来ない人間にとっては魔法使いのような 人種のひとが、わりと普通のおっさんが好みそうなことをいっぱい書いている。 こういうと、褒めてないようにしかみえませんが、結構おもしろい。
ただなぁ、なんというかなぁ、いかにも「新書」だなぁ。
こういう本、といっても、どう分類されるべきなのかよくわからないのだが、 技術書でも教科書でも小説でもないような本を選ぶときの人の心理は、 けっこう美しくないような気がしている。
ぼくが、この本を手にとったのは、日ごろ自分自身が抱いている不満を うまく代弁してくれていると感じたからだと思う。 「おやじ症候群」の末期症状であることよ。
あ、この本をよんで、(いままでまったく興味がなかった) 「ハウルの動く城」を観てみたくなりました。
もしかして、これがこの本の出版目的だったりして。