海野秀之(うんのひでゆき)の外部記憶
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http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/020704ke64410.html
時速百キロ程度で通過する新快速から駅のホームに飛び降りて、 平然と立ち去った男(?)がいたらしい。
車内からは出られないので、あらかじめ連結部にしがみついていたのではないかとのこと。
まじですか。
sociologbook経由なんですが、 『派遣 島耕作』も気になるところではある。『ヤング 島耕作』の並行世界ってことで、ひとつ。
はは、うそ。ごめん。ひとことで言えるなんて思っちゃいない俺様が来ましたよ!
こないだ、「iPhone にワクワクしないなら老害」みたいなのを見かけたんですが、 iPhone どころか、携帯端末に全く興味の無い(っていうか持ってない)おいらは、 どうしたらいいんでしょうか。
ところで、うちの部署にも新人ちゃんがやってまいりまして、 なんの因果か僕が「教育係」的役割を担うはめになりました*1。 実に年令差10才!
みなさん、ここは特に気を付けなければなりませぬ。 これは紛うかたなき「罠」であります。神様は巧妙なのです。
僕自身が新人だったころは、こんなお馬鹿さんな僕でも、 それなりに謙虚だったのではないかと思います。
僕は新人であり、何も知らないのであり、周囲は自分より経験のある技術者ばかりでありました。 なにをどう考えても、僕は「この中でいちばんものを知らない人間」だったのですから、 自然と謙虚な気持ちにもなるという寸法です。 まあ、無意味かつ無根拠に高かった若気の鼻っ柱を、 大学の研究室の先生方に複雑骨折させられ済だったというのもあったんですが。
で、今。「もう10年目かぁ」みたいな頃合いなのですが、 たった10年で僕のようなイタイケな少年が急に成長するわけではありません。
そもそも、10年やそこらの時間(経験)の違いよりも、能力の個人差とか、 特定の分野に関する習熟度の違いなどの方がずっと大きなファクタなのではないでしょうか。 勘やら人気やらに左右されない、科学・技術の分野ではとくにそうだと言えそうです。
このことは、ちょっと冷静に考えれば当たり前のこととして理解できる…はず ……なんですがねぇ。つい、忘れてしまいそうになる。
10年前の僕は、「いま僕は、自分より賢い(かもしれない)人と話しているのだ」という 警戒心を(おおむね)常にもっていました。 良く考えて質問しよう。質問は、知識を得る手段であり、同時に、僕自身が試される機会でもある。
で、今はどうだろう?
すでに述べた通りなので、10年前の僕に必要だった警戒は、いまの僕にも必要なはずだ。
10年という歳月は、僕を成長させるには全く不十分だったとしか考えられないが、 僕の周囲に、僕より若く経験の浅い人間をチラつかせる効果は多少発揮しはじめている。
だからみなさん、これは「罠」なんですよ。
忘れてはいけない。ゆめゆめ。
*1 まあ別に今回がはじめてというわけじゃないんですが、前回はかなり特殊だった(新人さんが日本人じゃなかったし、日本語しゃべれない人だったし!)ので……。